守破守破守破離

web系エンジニアの大学院生活

CGMへの回帰

最後のブログを立ち上げる。 これまでとこれから。

CGM:Consumer Generated Media

これまでのブログ

n個目のブログを立ち上げた。
これまでたくさんのブログを立ち上げてきた。そして人知れず消えていった。今回は最後のブログになるだろう。 いや、最後のブログにしたい。

初めてのブログは小学生の時に簡単なHTMLを書いたこと。 高校生になって今となってはよくわからないなのを書いた。 この最初期のブログの記憶は全くない。書いた記憶はあるが、中身は覚えていない。

社会人になってWEB制作の仕事に就き、WordPressやサーバーの仕組みを学ぶためにレンタルサーバーを借りた。その時に始まったブログが6年くらいダラダラと続いている。URLは「rtr-x8.com」だ。このドメインも2022年の4月には失効する。延長は申請していない。

WordPressから始まり、VuePressへ移った。サーバーはロリポップ、XSERVER、GithubPages、Netlifyと変遷した。 転職による技術スタックの入れ替わりによって、CMSやサーバー環境も変わっていくのが面白い。

何を得たのか?

ブログを運営する上で最低限必要なスキルは一通り独学できたと思える。開発するスキルと運用していくスキルだ。 例えばWordPressの構築、移管。レンタルサーバーの立ち上げ、移管。SEO対策となるWEB制作など。

VuePressはNetlifyにホスティングする形だったので、CI/CDをGithubActionで作ったりした。この技術は仕事でも活かされている。

とはいえ、これ意外に得られることはあるだろうか。ブログそのものを書くこと以外に。いや、もうない。

何故の脱却か?

そもそも独自ドメインとサーバーを使ってブログを運用していくのは、手間もコストもかかる。

いくつか理由を書いてみた。

金銭コストからの脱却

ドメインにもサーバーにも費用は発生する。 サーバーは工夫次第で安く(あるいは無料に)できるが、ドメインはどうしても必要だ。

しかし得るものがない環境に対して、そこまでコストを払い続けて良いものか。 結局人によるんだろうが、ドメインの更新期限も間近な今、答えが出ないなら一旦辞めてしまおう、という気持ちが強い。

浮いたお金で餃子でも食いに行こうや。

保守コストからの脱却

SSG(静的サイトジェネレータ)を使っていると、環境が少し変わるだけでビルドもデプロイもこける。 そしてメジャーアップデートへの追従も必要だ。

ブログを書いているのか、保守しているのか。
仕事ならまだしもプライベートでこの問題に直面するのは、なんとなく本質的でない気がしている。

ブログを書くための環境を整えることに、どれほどの意味があるのだろうか。大事なのはブログを書くことではないか。

運用コストからの脱却

静的サイトジェネレータを利用するならパソコンは必須だ。ビルドとデプロイはCIでなんとかなるが、肝心のGitへのPushをスマホで実行できない。いや、うまいことGithubのサイトでPRを作成しても良いが、あんな小指の先よりも小さい文字を見続けると目が悪くなる。ただでさえコロナでディスプレイに向き合う時間が伸びた我が身としては、視力の低下はなんとしても回避したい所存。

一方WordPressでは管理画面もスマホで見れる。これは便利な機能と個人的には思う。Gutenbergはよくできたプラグインだ。だがWordPress、お前はもう触りたくないんだよ。

最後のブログ

簡潔にいうと、以下の理由でブログ関連はブログサービスに完全に任せることにした。

  • サーバーもドメインもお金使いたくない
  • サーバーの管理やライブラリの管理に消耗したくない
  • 手軽にささっとスマホで書きたい

noteではなくはてなブログを選んだのは、タイポグラフィが好みという理由でしかない。

このブログが最後のブログになるだろう。 いや、最後にしたい。